バックステッチでフリンジ刺繍をつくる
このページでは『バックステッチでフリンジ刺繍をつくる方法』を写真とGIF動画で解説しています。
バックステッチに刺繍糸を通してつくる簡単なフリンジ。
とても簡単で、刺繍の装飾として存在感抜群なのでぜひ試してみてください。
完成形
バックステッチでフリンジ刺繍をつくる方法 目次
【1】刺しはじめのステッチ
【2】つくりたいフリンジの長さ分のバックステッチを刺繍
【3】バックステッチにフリンジとなる糸を通す
【4】バックステッチでフリンジをおさえる
【5】刺し終わりのステッチ
【6】はさみでカットする
【1】刺しはじめのステッチ
スタート位置の近くに刺しはじめのステッチをつくる
今回は左から刺繍をスタートするので、その近くに刺しはじめのステッチをつくります。
あとから刺繍するバックステッチに隠れるように刺しはじめのステッチをつくります。
刺しはじめのステッチは2針分小さなストレートステッチを刺して完了です。
今回土台のバックステッチは25番刺繍糸6本取りで刺繍しています。
刺しはじめのステッチのポイント
・下書き線の上につくる
・バックステッチで針が通る場所は避けてつくる
・できるだけ小さくつくる
【2】つくりたいフリンジの長さ分のバックステッチを刺繍
ここでのバックステッチは一列のみです。
このバックステッチに糸を通してフリンジを作るので、糸を引っ張りすぎないように(きつくならないように)しておきます。
あとでフリンジ部分となる糸を通したらまたバックステッチをするので、糸は切らずにおいておきます。
【3】バックステッチにフリンジとなる糸を通す
ボリュームたっぷりのフリンジにするために、フリンジとなる糸は25番刺繍糸の12本取りで通しています。
下の動画のように、バックステッチ一目の下側に輪っかをつくるように糸を通します。
全体が同じくらいの長さになるようにします。(後でカットするので大体で大丈夫です)
糸の端はシルクピンで押さえておくと刺繍しやすいです。
フリンジとなる糸は下記のイラストのようにバックステッチに通しています。(ブルーがバックステッチ、グリーンがフリンジ)
フリンジとなる糸について
・ボリュームたっぷりの方が見栄えも良いので、25番刺繍糸の場合は12本取りがおすすめ
【4】バックステッチでフリンジをおさえる
フリンジ部分の糸を通し終えたら、バックステッチでフリンジとなる糸をおさえていきます。
下の写真のように一段目のバックステッチと交互になるように刺繍していきます。
フリンジとなる糸を押さえる役割をするバックステッチなので、フリンジの糸の上から針を刺してOKです。
バックステッチの針にフリンジの糸が引っ張られるときがあるので、動画のようにフリンジ部分を指で押さえておくと刺繍しやすくなります。
下のイラストイエロー部分が2段目のバックステッチ
フリンジとなる糸の端については、下の写真のように輪っかと同じくらいの長さでカットします。
バックステッチでフリンジをおさえるときのポイント
・一段目のバックステッチと交互になるように刺繍する
・フリンジ部分の糸を指で押さえながらバックステッチをすると刺繍しやすい
【5】刺し終わりのステッチ
刺し終わりのステッチはフリンジに隠れる部分につくります。
【6】はさみでカットする
輪っかになっているフリンジ部分の糸をはさみでカットします。
カットの後は、針の針穴側や細いコームでやさしくほぐします。
フリンジの糸をほぐしたあとは、裾をまっすぐカットする目印としてマスキングテープを貼ってカットします。
はさみでカットするときのポイント
・糸をほぐすときは針の針穴側か細いコームを使用
・裾を揃えるカットはマスキングテープで目印をつける
完成!
6パターンのバックステッチ解説動画
『バックステッチでフリンジ刺繍をつくる方法』は13分34秒から解説しています。
字幕で解説を入れているのでぜひONにして視聴ください。
6パターンのバックステッチ | アルファベットや文字・装飾アレンジの刺繍方法
↑刺繍図案はこのページからダウンロードできます。
6パターンのバックステッチの解説ページ
基本のバックステッチ