いちばん苦手だったサテンステッチ
手刺繍をはじめていちばん苦手だったステッチはサテンステッチ。
今ではいちばん好きで、作品に積極的に取り入れたいステッチになりました。
サテンステッチは面を埋めるように刺繍するステッチ。
力加減を統一することや
針を刺す場所をずれないようにする工夫、
綺麗な仕上がりにするための糸の扱い方など
技術を身に着けるまでとても時間がかかりました。
苦手だと思いながら
いちばん時間をかけて積極的に練習したサテンステッチ。
たったひと針のために糸をすべてほどいてやり直したり
修復できない状態の場合は最初からやり直したり
とても集中していないと作業が進められなかったころには
少し刺繍をするだけでどっと疲れてしまったり。
とても好きな手刺繍も、技術を身に着けるときは本当に大変でした。
今ではコツやポイントも何も意識しなくても刺繍できるように◎
無意識でも手が覚えている状態まで
時間をかけて練習して感じたことは
時間も手間もかけて自分自身の頭で考えながら
試行錯誤することがいちばん大切ということ。
コツやポイント、時短の方法などたくさん参考にしてきたけれど
いちばん役に立っているのは
山ほど失敗して自分で積み重ねてきた経験。
創作活動の幅を少しずつ広げるために
刺繍と掛け合わせる刺繍以外の技術も学び始めています。
今はまだスタートの段階だけれど、
何年も後にまたサテンステッチと同じように
しっかり身に着けられるように努力中です。