刺繍のワークショップブログとYoutubeをスタートした2021年のこと

2021年も残り僅かに。
2021年は刺繍動画の制作に奮闘した一年でした。
ちょうど一年前の今日
刺繍の手元を撮影するのにどうやったら見えやすく撮影できるか試行錯誤していたことを懐かしく思います。
手元の刺繍にうまくピントが合わなくて、刺繍をし終えて動画を見ると刺繍そのものではなく自分の手にピントが合っていたり。
撮影を意識した刺繍の手の動かし方に慣れるまで時間がかかったことも一年前のこと。
本当は太陽の光のもとで撮影をしたかったけれど、時間がかかる刺繍は撮影しているうちに夜になってしまってどうしたら安定してきれいな刺繍の動画が撮れるだろうと何日もかけて試行錯誤したり。
ライトはどの位置からどのくらいの強さで当てたら、刺繍に影ができずに一番きれいに見えるかなどたくさんのテストをしながら日々を送っていました。
撮影しながら刺繍することに緊張して手が震えたりして、何回も撮影を止めて撮り直していたことも今となれば懐かしく感じます。
動画編集も初心者で小さなトラブルに何度も頭を抱えながら夜な夜な調べてひとつずつ解決したり。
元々夜型人間なこともあって一時期は体内時計が昼夜逆転してしまって、朝になって日の光が出てきてからでないと眠れなくなったときもありました。
動画制作をする時間が必要な分、刺繍にかける時間は減ってしまって思うように刺繍作品制作が進まないことに落ち込んでしまうこともありました。
いろいろなトラブルを抱えていたけれど、それでも得られたものはとても大きかった一年。
小さな一歩を積み重ねて一年間進んだ道を振り返ってみると
一年前の今日、自分がいた場所からずっと遠くまで進んむことができたのだな、と感じます。
この一年があってよかったと言える一年で、自分としては大満足◎と自分に言ってあげたい。
2021年の大みそか
この一年の最後に投稿する刺繍デザインに込めたメッセージは
次の一年で最も忘れないようにしたいメッセージ。


“Every day is a new day = 毎日が新しい日“ というメッセージを込めた本の刺繍。
うまくいかない一日で落ち込むことがあっても、明日は自分にとってまた新しい一日。
ダメダメだった一日ならそんな自分を労って、改善しながら明日の新しい日に備えていく。
とても良い一日なら、良いモチベーションを継続できるように工夫しながら明日の新しい日に備えていく。
本の表紙には “always love “のメッセージ & チューリップの花言葉 の”思いやり”
完璧でいい気分な一日にならなくても、愛と思いやりの心をもって一日一日を大切に積み重ねていく。
思いやりの心は、まわりの人にだけではなく自分に対しても。
そしてこのメッセージを”本のデザイン”にした理由は、人生は一冊のぶ厚い本のようだと思うから。
最終的に自分というぶ厚い一冊の物語になるけれど、
一年ずつ、今年はこんな自分の物語だったと振り返ったりなどしている。
成長できた、挑戦できたと喜ぶこともあれば、自分が表現したいこととの乖離に落ち込むことも。
2021年の私の本には、刺繍の新しい技術の学びや動画制作という新しいことに挑戦できたという自分の前進のほかに
愛犬との別れがあった年だったので、涙もたくさん詰まっている。
365日分の経験と感情から作られたひとつの物語を抱えて、新しい2022年を迎える前日。
2022年はどんな本にしたいかなと、ゆっくり考えながら今日を過ごしています。